今回はオプティマム・ファスティング実施中に皆さまが懸念される筋肉量の変化について回答を紹介します。
目次
ファスティング中の筋肉量の変化について
Q:準備期の段階で筋肉量が事前測定時よりも減少しているように感じます。大丈夫なのでしょうか?
A:現在、固形物を摂取しない生活に徐々に慣れていただく為に摂取カロリーが普段の生活よりも抑えられている状況でございます。
そのような状況下では、体内ではこれまでと同様のエネルギーを消費しようとまずは筋肉内のブドウ糖を使用する為、筋肉量が減少していることが予想されます。
しかし、本ファスティングではタンパク質を同時にしっかりと摂取いただいておりますので、*筋肉の再合成が起き、回復期以降から徐々に筋肉が増加いたします。
*筋肉の再合成時期は個人差がございます。
まとめ
準備期のように摂取カロリーが普段の生活よりも抑えられている状況下では、以下の順番でエネルギー消費が起きます。
①筋肉内に取り込まれているブドウ糖
②血中の糖質、脂質
③体内に蓄積された中性脂肪
ファスティング開始後は①をエネルギー源とする為、筋肉量の減少が起きます。しかし、その後は徐々に②、③とエネルギー源が移り変わり、最終的には脂肪をエネルギー源として活用する段階に移行する為、体内の脂肪が減少していきます。
ファスティングのように空腹時に近い環境下では、②のエネルギー源が通常よりも減少している為、③をエネルギーとして活用するタイミングが通常よりも早く訪れます。
筋肉に関しては、タンパク質を同時にしっかりと摂取いただいておりますので、筋肉の再合成が起き、筋肉は徐々に増加、脂肪は徐々に減少という傾向が見られます。